窯業系サイディングボードの素地が露出した状態で水性下塗り塗料と弱溶剤(油性)下塗り塗料を塗装し比較してみた

いや~今週は本当に雨降りますね。
火曜・水曜は水洗いだったので、雨でも関係無かったんですけど、
もうそろそろ勘弁してください。(>_<)

前日(29日)の天気予報では「曇り」となっていたので、
あ~して こ~してと考えていたんですが、
朝一天気予報を見ると「雨」に変わっている。orz


11時頃 一時天気が回復したので、2週間ぶりにジョギング。
たった3キロですけど走った後の爽快感がいい。(笑)

夕方もサッと走る予定でしたが、
こんどは左膝が痛む・・・(T_T)
やっぱりしっかりトレーニング積んでからじゃないとダメなんですね。

で、午後からは現場で作業できるだろうと思っていたら、
ザ====と激しい雨が続くので、
日曜に作った塗り板で水分の浸透や塗膜の付着性テストを行いました。
(現在施工中の現場に役立てるためのテストです)

 


窯業系サイディングボードの裏側は素地ではなく
なにかしら塗装されているので、既存の塗膜を超硬スクレーパーで削り

 


最後#100のペーパーで研磨。
水を垂らすとすぐ吸い込みので、下地処理はこれで完了。

 


使用する下塗り塗料は水性1液1種類・弱溶剤1液1種類・弱溶剤2液2種類
シーリング専用プライマー1種類・水性1液サーフェーサー1種類の計6種類。

塗り板の目的は色々あるんですが、
まずは何回塗装すると吸い込みが止まり、ある程度表面に塗膜が付くのか?と
素地と塗膜の付着性・下塗りとパテの付着性テストなどです。
(最終的にはパテの耐水性もテストもする予定です)

 


下塗り1回目完了。

 


下塗り3回目まで塗装してみました。
インターバルは下塗り1回目塗装→2時間後下塗り2回目塗装→
4時間後→下塗り3回目塗装です。(外気温はざっくり25℃ぐらい)
強1U=シーリングプライマー
弱2E=エポキシシーラー
弱2U=ウレタンプライマー

↑画像をクリックして頂くと、動画をご覧いただけます。
下塗り1回塗り~下塗り3回塗りの塗膜の差がわかると思います。
俺だけかな(苦笑)

 


これも下塗り3回塗装。
インターバルは同じです。
水1S=水性サーフェーサー
弱1E=エポキシシーラー
水1K=カチオンシーラー

↑画像をクリックして頂くと、動画をご覧いただけます。

 


耐水性がある水性パテを2種類盛り付け、
(一ヶ所だけ耐水性の無いパテも充填)
後日 水性下塗り塗料と油性下塗り塗料を塗装する予定です。

 


下塗りを塗装してから4日後、塗膜の上に水滴を1時間放置。
「下塗り1回塗りと下塗り2~3回塗りで、水分はどれだけ浸透するか?」を確認。

 


すべての塗膜に水滴置いてから気づいたけど、
一ヶ所パテ盛る位置間違っていた(笑)

 


試しに素地の部分にも水滴を垂らし
何分ぐらいで吸い込むのか確認してみると、

 


3分後。

 


7分後には水滴が吸い込まれました。
下塗り1回塗装しただけでも、これだけ差があるので、
下塗り塗装がどれだけ重要かということが分かります。

 


1時間後、どの水滴も消滅しませんでした。
どれだけ素地に水分が浸透しているか確認。

ここからダラダラ画像貼っていきます。

 


弱2U 下塗り1回塗り。
素地が濃くなっている部分があるので、おそらく若干浸透したんだと思います。

 


弱2U 下塗り2回塗り。
水分は素地に浸透してないと思います。

 


弱2U 下塗り3回塗り。
水分は素地に浸透してないと思います。
当たり前だと思いますが、膜厚は下塗り3回塗りの方があります。

 


弱2E 下塗り1回塗り。
素地が濃くなっている部分があるので、若干浸透したと思います。

 


弱2E 下塗り2回塗り。
水分は素地に浸透してないと思います。
この下塗り塗料は吸い込みしにくい塗料と言われていて、
現場で数回使いましたが、吸い込みはとまりやすい下塗り塗料だと思います。

 


弱2E 下塗り3回塗り。
水分は素地に浸透してないと思います。
これも下塗り2回塗りより下塗り3回塗りの方が膜厚が付いてます。

 


強1U 下塗り1回塗り。
水分は素地に浸透してないと思います。
この辺は強溶剤と弱溶剤の違いなんですかね~。

 


強1U 下塗り2回塗り。
水分は素地に浸透してないと思います。

 


強1U 下塗り3回塗り。
水分は素地に浸透してないと思います。

 


水1K 下塗り1回塗り。
弱溶剤・強溶剤の下塗り塗料と比較すると、
水性塗料のカチオンシーラーは弱溶剤と比較すると、
素地まで浸透する量が多いのが わかりました。

単純な考えですが、
浸透する量が多い=透湿性に優れているということだと思うので、
外壁塗装/窯業系サイディングボードで直貼り場合は
「下塗りを水性シーラー・上塗りは透湿性に優れているであろう
水性塗料で塗装した方が不具合を少しでも回避できる」
ということだと思うんですよね。

 


水1K 下塗り2回塗り。
下塗り1回目と同じように水分が浸透してます。

 


水1K 下塗り3回塗り。
水性のシーラーは3回程度塗装しても、弱溶剤のように
表面に膜が付きにくい傾向にあるようです。
(水性シーラーでも吸い込みがとまりやすい塗料もありますが、
その場合は透湿性は劣るんでしょうね)

 


弱1E 下塗り1回塗り。
水1Kシーラーより浸透してませんが、
弱溶剤でも透湿性に優れているシーラー
もしくは膜厚が付きにくいシーラーとなるんでしょうね。

 


弱1E 下塗り2回塗り。
下塗り1回塗りとほぼ変わらず。

 


弱1E 下塗り3回塗り。
若干、浸透は少なくなりましたが、膜厚は付きにくい。

膜厚が付きやすい弱2Eと弱2Uと比較すると、かなり差があります。

 


水1S 下塗り1回塗り。
判断しにくいですが、おそらく浸透していないと思います。

 


水1S 下塗り2回塗り。
これも浸透してないと思います。

 


水1S 下塗り3回塗り。
3回目も浸透してないと思います。


【水分の浸透】
結果
どの下塗り塗料を塗装しても、水分は素地に浸透しにくくなる。

透湿性を考えた場合、弱溶剤塗料より水性カチオンシーラーの方が優れている。

と当たり前のことが今回のテストで わかりました(笑)

ただ この結果が必ずしも正解ではないので、参考までにお願いします。(^^)



次にガムテで付着性を確認。
水性/弱溶剤シーラー・シーリングプライマーの付着性は良好でした。


弱1Eと水1Kは、塗膜が付きにくい傾向にあり、
付着テストしても塗膜が剥がれているか判断しにくいので、


もう一度水滴を垂らし数十分待ってみると、
水滴が消滅しないので、塗膜は剥がれてないと判断できました。

 


付着性テストの結果
水1Sだけはダメでした。
やっぱり素地に浸透しにくく、表面で止まってしまい
うまく付着しないんでしょうね。

窯業系サイディングボードの素地が大きく露出してしまった場合は
無難にシーラーの方が付着性が良く、水性より弱溶剤2液形の方がベスト。と
改めて感じました。

なので、水性の耐水パテにも水性シーラーではなく
弱溶剤シーラー(できれば膜が付きやすい塗料)で
タッチアップした方が、結果が良さそうな気がします。

後日、水性耐水パテに水性シーラーと弱溶剤シーラーを塗装し
比較してみたいと思います。(^^)